シュリチンモイ・マラソンチームの創立者


    シュリチンモイは若い頃から生粋のスポーツマンであり、彼が育ったスピリチュアル・コミュニティーではサッカー、バレーボールに長け、トップレベルの短距離走者でした。10代後半では、十種競技チャンピオンでもありました。
   1970年代から80年代にかけては、フルマラソン、ウルトラマラソン、その他もっと短い距離のランニング競技に参加する長距離走者でした。何年もの間ほぼ毎日かかさずテニスを行い、マスターズ競技大会によく出場していました。出場した代表的大会には、1983年プエルトリコで開催した世界マスターズ競技大会、1993年宮崎で開催した世界ベテランズ競技大会があります。80年代半ばには重量挙げのトレーニングを開始し、カーフ・レイズ(ふくらはぎの筋肉を使ったリフティング)、ワンアーム・リフトで歴史的といえる記録を幾つも樹立してきました。


マラソンチーム創設者のシュリチンモイ

    シュリチンモイは、バランスのとれた生活をすることが調和と内的な平和をもたらす、と信じています。この人生に対する総体的アプローチは、自己を変革していくための手段としてスポーツ、そして体を鍛えることを奨励しています。
    シュリチンモイは、「この世には内的な強さ、内的な人生というのを信じていない人たちが数え切れないほどたくさんいます。外的な人生がすべてだと思っているのです。私はこれには同意できません。内的な人生というものは存在します。精神(スピリット)というものがあり、私が持ち上げる重量挙げの重さをみれば、それが物質世界ですることにも現れてくる、という証明なのだとわかるでしょう。私は自分の肉体を使って重量挙げをしていますが、その力は内的な源、私の祈りと瞑想から来ています。」と述べています。

    シュリチンモイがスポーツをするのは、ただ楽しみ、体を鍛えるためだけではありません。スポーツが、自らの信条である『自己超越』を自然に表現してゆける手段だと感じているからです。この創立者の生き方を見習い、シュリチンモイの生徒たちには同じように自己の限界を超えることに挑戦する者たちが何人もでています―例えば、幾つかの競技で世界記録を樹立したり、マルチデイ・レース(6日間レース・10日間レースなど)に参加したり、イギリス海峡を泳いでわたったり、世界最高峰級の山に登ったり、などです。

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